こんにちは、しらうめねずです
この記事ではブローチを帯留めにできる帯留め金具の使い方と、綺麗に帯留めにするための工夫をご紹介しています。
- ブローチを帯留めとして使いたい
- 帯留め金具を持っているけど上手くいかない
導入

フフフ、素敵なブローチを一目惚れして買ってしまいました


よかったですね、チューリップみたいで可愛い!

着物にも似合いそうと思ったので、帯留めとしても使おうと思います。
帯留めパーツを買ってきました


いいですね!

あ…あら?
なんか…綺麗になりません…
ブローチが下を向いてしまって…


あらら・・・

このブローチを帯留めにするのは、無理なのでしょうか…

諦めるのはまだ早い!
いろいろ工夫してみましょ!
帯留め金具について
帯留め金具は、ブローチの安全ピンの針を通す管が付いていて、そこに針を通すことでブローチを帯留めにすることが出来ます

こちらはアクセサリーパーツを取り扱っている「パーツクラブ」さんで購入しました。
「貴和製作所」さんや、アクセサリーパーツを取り扱っているお店に置いていることが多いです。
ネットショップでも多く販売されています。
帯留めパーツとも呼ばれていて、ブローチを通せる型はパイプ型とも呼ばれます。
パイプ型のほかには平らになっててパーツを貼り付けられる貼り付け型や、ビーズなどを縫い付けられるシャワー付きのものがあります。
裏が平らになっているパーツを貼り付け出来る。 |
帯留め金具の困りごと

とっても便利なアイテムなんだけど、必ずしも綺麗にいくわけじゃないんですよね

今回の私のように、下を向いてしまうことでしょうか

それもあります!
ブローチの形や安全ピンの位置によって、下を向いてしまうんです
あとは帯留めの金属部分が丸見えになってしまったり…

ブローチによって帯留めに向いてるものとそうでないものがありそうですね
3種類のブローチを実際につけてみる
では、どんな形のブローチなら綺麗に付けられるでしょうか?
検証のために、実際に手持ちのブローチをつけてみます!
3種のブローチ紹介
今回は3種類用意しました。
エントリーナンバー1、チューリップ


ブローチ屋さんで購入。
横長で縦幅が短いです。
ブローチは少し反っていて、安全ピンの部分が出っ張っています。
エントリーナンバー2、ひし形


メルカリで買った気がする。
安全ピンの出っ張りはチューリップ右より少し小さめ。
ブローチは部分部分で窪んでいます。
エントリーナンバー3、シシ神様


どんぐり共和国で買いました。
窪みが少なくて薄いです。安全ピン自体も薄め。
金具につけてみる
ではブローチを金具につけてみましょう。

帯の柔らかさによって違いが出るかもしれません・・・参考までに
パーツクラブの公式画像の通りに針を通します。


エントリーナンバー1、チューリップ


しっかりと下を向いちゃってますね…

パーツも丸見えですね…


上から見てもブローチががっくりと下を向いてしまっているのがわかります
エントリーナンバー2、ひし形


チューリップ程じゃないけど下向いちゃってますね…

位置はかなりいいんだけどなー

エントリーナンバー3、シシ神様


1番いい!ちょっとだけ下向いてるけど…

位置もいいですね!パーツはほぼ隠れてます!

結果と考察
全体的に下を向いてしまう結果になりました。
紐通し部分の金具と安全ピンの厚みがある分、紐とブローチの差が生じてしまって、どうしても下を向きやすいのです。


シシガミ様はブローチ自体の厚みが薄いので、比較的下を向きませんでした
解決策:反対につけてみる

そ、そんな…せっかく金具を買ったのに、このブローチには使えないのかしら…

諦めるのはまだ早いよ!
安全ピン+金具の厚みが大きいほど下を向いてしまうのなら、ここの厚みを薄くすれば良い!
公式画像だとこの向きで入れるようになってるのですが
膨らむ方が、ブローチの背側へ行くように反対の向きで入れてみます。

実際につけてみる
エントリーナンバー1、チューリップ

チューリップはブローチ自体反っているのと、安全ピンが盛り上がってる形なので楽に入れられました。
これで巻いてみると…


おおお!綺麗に正面向いてます!

ブローチが全体的に上の方に行って、金具が見えてしまっているけれどさっきよりいいですね!

安全ピンがブローチの真ん中に位置していると、帯留め金具につけた時上側に行ってしまうのがネックですね・・・


上から見ても、ぴったり帯にくっついています
エントリーナンバー2、ひし形
ひし形のブローチは輪郭の所は窪んでいないので紐通しの部分が当たってしまいました。
紐通しの所がちょうど窪んでいる部分に来るように位置を調節します。

これで巻いてみると・・・


これもいい感じですね!

少し上を向いてしまうかな?
好みだけどさっきの下向きより良い気がしますね

エントリーナンバー3、シシ神様


ダメそう


ダメでした

明後日の方向を向いてしまってますね・・・

これも好みだけど、シシ神様はさっきのちょい下向きの方がよかった気がしますね・・・

結果と考察
チューリップが完璧に前向き、ひし型がすこし上向き、シシ神様が上向きという結果になりました。
金具の紐通しの厚み=安全ピンからブローチまで差の厚みになるとまっすぐ前を向くということがわかります。
そして、金具の紐通しの厚み>安全ピンからブローチまでの厚みになると、その差が大きいほど上を向いてしまうことになります。

チューリップのような、安全ピンとブローチの差の厚みが大きいものは紐通し部分がブローチの背側になるようにつける方が、綺麗な形になります。
逆に、シシ神様のように安全ピンとブローチの差の厚みが少ないものは、紐通し部分がブローチの背と反対を向くようにつける方が綺麗な形になります。

ブローチの形によって、使い分けが必要ですね
別の形状の帯留め金具もある
この記事を書くためにネットショップの帯留め金具を色々見ていたらこんな形状のものを見つけました。
こちらは私が持っているのと違ってパイプが真上になるタイプ。
紐通し部分も薄めです。
シシ神様のように安全ピンの厚みが薄いものは、こういう形状が最も綺麗につけられそうです。

チューリップみたいに安全ピンが厚いものはがっくりと下を向いてしまうと思います

持っているブローチの形状に合わせて金具を選んでもいいですね
まとめ
- ブローチの安全ピンをパイプにさすことでブローチを帯留めにできる。
- 帯留め金具が適さないブローチもある
- 安全ピンが真ん中にあると帯留め金具を付けた時上側に行ってしまう。
- 安全ピンの厚みがあると、帯締めにつけたとき下を向いてしまう。
☞帯留め金具を反対向きにつけると下を向くのが解決することがある。
☞ブローチの形状によって得手不得手があるので、使い分けが必要。
☞金具の形も色々あるのでブローチに合ったものを選んでみよう。

合う金具が見つからない時どうしたらいいでしょう

そういう時は無理して金具を必要もないかも。
金具なしでブローチを帯留めにすることもできます。
おわり
以上、帯留め金具についてご紹介しました。
初めて買ってチューリップのブローチをつけてみた時、綺麗に付けられなくてがっくりしたものですが、ひと工夫で綺麗に帯留めにすることが出来ました。
ブローチの形、帯留め金具の形、それぞれうまくかみ合うことで綺麗に付けることが出来ます。
色々と工夫して楽しんでください。