こんにちは、しらうめねずです。
この記事では、着物の寒さ対策についてご紹介しています。
- 着物を着るようになって初めて冬を迎える
- 和装での寒さ対策を知りたい
導入
あっという間に寒さが厳しくなってきましたね。
着物を着るにあたっては、夏よりも断然冬の方が過ごしやすいです。
袷の方が数も多いし、羽織や道行も着られるので冬の方がコーディネイトの幅も広い！
夏は重ねるのしんどかったけど、冬なら暖かくて良い・・・あれ？
け、結構・・・寒くない？
ああ、重ねてるとはいえ、着物は結構寒いですよ
な、なんだってー！
寒さの原因
着物って重ね着してるのに、なんでこんな寒いんでしょう
風が！足が！首が！
まあその辺ですね、一個ずつ見ていきましょう
風がよく通る
着物は、袖口が広かったり、身八つ口が開いていますので、風をよく通します。
なので、肩～腕のあたりは結構冷えます。
足が無防備
着物で草履を履くとき、当然草履は上は鼻緒をひっかけているだけで覆われていません。
足袋一枚で無防備に寒空の下晒されていることになります。
末端冷え性にはかなりキツイ！
首元が開いている
髪型や衣紋の抜き加減次第ですが、首回り特に後ろは開いていて、ここにも冷気が流れ込みます。
着物って胴体以外結構無防備なのね・・・
寒さ対策４選
では、原因を踏まえて寒さ対策を大きく４種類に分けてご紹介していきます。
中にヒートテックを着る
着物の下は、和装ブラ、肌襦袢、長襦袢を着ると思いますが、ここで肌襦袢の下にヒートテックを着てしまいましょう。
肩のあたりが守られるだけでも、だいぶ違います。
袖口から見えちゃうんじゃないの？
袖丈が短めのものを選んだり、肘のあたりまでめくってしまえば、腕を上げない限りそうそう見えません
襟が詰まってるものだと衣紋から見えてしまうので、襟ぐりの広いものを選びましょう。
背中側より前側の方が襟ぐりが広い場合が多いので、前後ろ逆に着るもの手です
ヒートテックを中に仕込めるなら、ちょっとは安心かも
冬用の暖かい肌襦袢もありますが、ヒートテックの方が手に入れやすく持っている方も多いと思うので、まずはこれで様子を見ていいと思います。
着物用防寒アイテムを活用する
着物を着る時向けに、専用の防寒アイテムが存在します。
特によく見かけるのは、防寒足袋や、足袋の下に履く足袋インナーなど、足元のもの。
足元、本当に冷えるものね・・・
足が温かいだけでもだいぶ違うので、特に末端冷え性で足が冷えやすい方は用意しておくと安心だと思います。
足袋だけでは不安・・・という方には冬用の防寒草履もおすすめ！
雨草履のようにつま先部分が覆われていて、冷気から守られます。
中にはファーがついてるものも！コーディネートのアクセントになって可愛いです。
和洋コーデに抵抗なければ、普通に洋服用のブーツを合わせるのもアリだと思います
マフラー・ストールを巻く
首元が冷えるのがしんどい時は、洋服の時と同様にマフラーやストールを巻いてしまいましょう。
衣紋の上から被せるように巻いてしまえば、首のあたりの風が防げて暖かいです。
衿のあたり隠れちゃうのは寂しいけど・・・寒さには勝てぬ・・・
大判のストールは、一枚あると肩掛けやひざ掛けにも使えるのでとても重宝します。
コートを着る
道行貰ったから着てみたんだけど、寒い・・・
着物地で作られる道行や道中着などの着物用のコートって、生地が薄いから寒いんですよねえ・・・
寒さが厳しい時は、洋服地のコートを着ましょ！
着物の時に着るコートとして、洋服のコートと同じようにウールやベロアなど、厚い素材のコートも多くあります。
道中着の形のものから、ポンチョタイプのものなど形も様々
私はポンチョタイプを持っていますが、洋服の時にも使えて便利です
洋服用のコートは着物の時に使える？
洋服用のポンチョを着物の時に使うのは難しいのかな？
着物には衣紋があるので、着物用のもののほうが衣紋部分が抜かれてて着やすいです。
背中側が大きくあいたものか、襟あたりが軽くて上から被せられるものであれば、大丈夫だと思いますよ！
羽織の上にコートを着るのはアリ？
羽織が着たいんだけど、羽織の上にコートって着てもいいの？
羽織を洋服にたとえるとカーディガンといわれています。
カーディガンの上にコートを着るのは普通ですよね。
なので羽織の上にコートはOKです！
まとめ
- ヒートテックを着る
- 着物用防寒アイテムを活用する
- 冬用足袋、足袋インナー、防寒草履など足元アイテム
- 冬用肌襦袢も
- マフラー、ストールを巻く
- コートを着る
- 暖かいウールなどの洋服生地がおすすめ
- 羽織の上にコートを着てもいい
自分の手持ちアイテムや冷えやすいところを考慮して、いろいろ組み合わせて対策してみてください
おわり
以上、着物の寒さ対策でした。
着物は暖かそうに見えて意外にそうでもなく、ある程度寒さ対策が必要になってきます。
しかし重ねられる分、暑さ対策よりは比較的やりやすいです。
せっかくの着物や帯の柄をもっと見せたくて、上からコートやマフラーを羽織るのはもったいない気持ちも湧いてきますが、せっかくの楽しい着物のお出かけが、寒さのせいで楽しめなかったら本末転倒です。
体調管理に気を付けて、着物のお出かけを楽しんでください！
