以前、羽織の袖の記事で、振りから袖が飛び出てしまう問題の解決策として、クリップで留める方法をご紹介しました。
今回はその、クリップを作っていきたいと思います!
羽織振り留めクリップとは
羽織振り留めクリップとは、私が勝手にそう呼んでいるだけで、普通のクリップです。
羽織の袖問題の記事で詳しくご紹介していますが、羽織の振りから下の着物の袖が飛び出てきてしまうことの解決策として、振りの一部分をクリップで留めてしまう方法をよくとっています。
その時に使うクリップが、羽織振り留めクリップ!
デリケートな羽織を傷めず、挟めるクリップなら何でもいいのですが、せっかくなら可愛いものにして、コーディネートの一つの要素として組み入れたい!
ということで、今回は羽織留めクリップを実際に作ったので、その制作過程をご紹介していきます!
作り方はものすごく簡単です!
必要材料
- クリップ
- 丸カン
- チャーム
- ヤットコ(無くても手でできなくもないです。)
「貴和製作所」さんで購入しています。
こちらの「ドレスクリップ」は、生地を傷めない優しいクリップでおススメです。
作り方
パーツを準備する
クリップ、丸カン、チャームを各2個ずつ用意します。
今回チャームは「エッチングパーツ 蝶」にしました。
大き目な透かしデザインの蝶で、使用例を見るにサンキャッチャーに合わせるのをお勧めされているようですが、今回クリップにしてしまいます。
袖に蝶が止まっているみたいで素敵かな~と思いました。
この蝶、平べったい姿で売られていますが、簡単に手で曲げることができますので、軽く曲げます。
これでパーツの準備ができました。
パーツを繋げる
丸カンでクリップとチャームを繋げていきます。
ここで問題発生。
丸カンは家にあったのを出したのですが、蝶のパーツの穴より丸カンの方が太くて、入りませんでした・・・。
丸カンを慌てて調達。
「ダイソー」さんで購入しました。今回は小さい方を使います。
丸カンをヤットコで広げて、クリップとチャームの穴に通します。
丸カンを閉じたら完成!
すごく簡単にできました!
これを2個作ります。
つけてみる
実際に羽織の袖につけてみましょう。
こちらの着物と羽織、羽織の方が裄も袖幅も小さいので、振りから袖がはみ出しています。
着物の袖を羽織の中に入れて指で挟んだら・・・
クリップで留める!
これで飛び出てこなくなりました!
おわり
今回、大きいチャームを選んであえて目立たせましたが、小ぶりなチャームを選んで控えめにしたり、チャームも何もつけないでクリップだけにしてもいいと思います。
また、クリップ型のイヤリングを使ってみたりと、いろいろとクリップの形も選べますので、組みたいコーディネイトに合わせて、自由に選んでみてください!
羽織の振りを留める以外にも、食事でハンカチを胸元に差し込むときにクリップで固定したりと、何かと便利ですよ~!