今回は既製品のマルチネックレスを使って、食事の時にハンカチを留めてエプロンのようにできるハンカチクリップを作っていきます。
- ハンカチクリップを安く簡単に作りたい
- 着物で食事をする時の汚れ対策が気になる
導入
皆さん着物で食事をするとき、どのように汚れ対策をされていますか?
汚したくない着物の時、食事はやっぱり気を遣いますよね。
私はハンカチや手拭いを襟元に差し込んでいます。
ハンカチさえあれば道具はいらないのでササっとできて楽ちんです。
お店が気を遣ってエプロンやナフキンを貸してくれることもありますが、絶対ではありませんから、自分で用意しておきたいもの。
カバンにハンカチを入れておいて、食事の時にサッと襟元に差し込んでいます。
他には帯に差し込んだり、膝元にかけたり。
ただその場合、布がかかるのは下の方で襟元辺りはカバーされません。
そんなに上の方にこぼすことは、そうそう無いと思いますけど・・・。
そうとは思うけど、絶対汚したくない着物だと心配・・・。
ということで、今回は襟元までしっかりカバーできるように、食事の時に前掛けとして、ハンカチを留めるクリップを作っていきたいと思います。
ハンカチクリップとは
着物の時の前掛け用のクリップは、いろんなお店から出ています。
調べたところ、「ハンカチクリップ」、「ハンカチ留めクリップ」、「ナフキンクリップ」、「エプロンクリップ」などと呼ばれていて、定まった名称はないようです。
この記事では「ハンカチクリップ」と呼ぶことにします。
マルチネックレスを使う
前々から作りたいなと思っていましたが、チェーン部分つくるのが手間だなあと思っていました。
自分でビーズやチャーム、チェーンを選んで作るのはすごく楽しそうですが、パーツの数が増えるとなかなか手間です。
そんな時にダイソー系列の、THREEPPYさんで出会ったのが、この「マルチネックレス」!
税込330円でした。
眼鏡ストラップやマスクストラップに使えますよ、という商品のようです。
今回はこのマルチネックレスを使って、簡単にハンカチクリップを作っていきます。
必要材料
- マルチネックレス
- クリップ
- 丸カン
- ペンチ、ニッパー
作成手順
マルチネックレスの先のパーツを外す
マルチネックレスの先には、眼鏡を留めたりするためのシリコンのパーツがくっついていました。
ハンカチクリップには必要のないものなので外します。
カニカンでひっかけているだけなので、簡単に外せます。
先端にクリップをつける
外したパーツの代わりにクリップを付けます。
羽織振り留めクリップでも使用した、貴和製作所さんのドレスクリップを使用しています。
カニカンでひっかけるだけです。
両端につけます。
長さを調節する
これで完成・・・といきたいところですが、長さの確認をします。
衣紋の抜き具合もありますので、着物を着た状態で実際につけてみます。
う~ん、下過ぎる・・・。
これでは襟元にハンカチを差し込んだ時の方がマシです。
チェーンを短くしてもっと上に来るようにします。
チェーンとパール4つ分をニッパーで切り離しました。
別れた2つを丸カンで繋げます。
もともとついてる丸カンを再利用できたら良かったんですが、溶接されてるみたいで、仕方なく切り落とし新しいものを用意しました・・・。
完成
出来ました。
用意した丸カンが大きくて目立つものなので、左右対称になるようにもう一か所丸カンを新しいものにつけなおしています。
つけてみる
実際につけてみましょう。
かなり上の方までハンカチでカバーできるようになりました!
もう少し上げたい気持ちもあったのですが、これ以上短いとクリップを首にかける時大変なので、あとは実際使うときにチェーンを後ろ目にひっぱったりして調整することにします。
衣紋の抜き具合によっても長さは変わりますので、ご自分の着方やお好みで適宜調整してみてください。
おわり
今回、既存の製品を改造する形でつくったことで、すごく簡単にハンカチクリップを作ることができました!
ハンカチクリップ欲しいけど、買うと結構高いし、1から作るのもハードル高いし・・・という方は、ぜひ参考にしてみてください!
いつかチェーンの部分も自作して、オリジナルのハンカチクリップも作ってみたいです!