こんにちは、しらうめねずです。
この記事では、浴衣と着物の違いについて、見た目・素材・着用シーンなどの違いを分かりやすくまとめました。
- 浴衣・着物デビューを考えている
- それぞれどんな時に着ればいいか知りたい
導入 ~浴衣って着物と何が違うの?

いよいよ夏祭りや花火大会の季節!
浴衣で軽やかに!夏着物でしっとりめに!
どっちも捨てがたくて迷っちゃいますね♪

うんうん、夏は浴衣で・・・あれ?
そういえば浴衣と夏着物って何が違うの?

意外とそこ、分かりづらいですよね!
これからの暑い時期、浴衣を着る人も夏着物を着る人もどちらもよく見かけるからか、「浴衣って着物と何が違うんだろう。」という質問をよく見かけます。

ぼんやり夏祭りの時は浴衣って思ってたけど、必ずしもそういうわけじゃないんだね?

別に夏祭りの時に着物を着て行っても良いし、夏祭り以外で浴衣を着てもよいのです!

ならこの二つの違いは何なのか!?
そこをご紹介していきましょう!
浴衣と着物のざっくりとした比較表

ざっくり表にしてみました
項目 | 浴衣 | 着物 |
---|---|---|
素材 | 綿やポリエステルなど | 正絹・綿・ポリエステル・ウールなど様々 |
着る時期 | 夏(主に7~8月) | 一年中。(季節によって着物の種類は変わる) |
着る場面 | 夏祭り、花火大会、気軽な街歩き、温泉街など | カジュアル~フォーマルな場まで様々 |
襦袢の有無 | 基本的に着ない | 必ず着る |
足元 | 素足に下駄が基本 | 足袋に草履が基本 |
帯 | 半幅帯が一般的。兵児帯も人気。 | 名古屋帯・袋帯・半幅帯など |
格 | カジュアルな場面限定 | 着物の種類によってカジュアル~フォーマルな場まで対応 |

浴衣=気軽に着られる夏用の普段着って感じなんだね。

一方着物は素材や種類によって様々な場面に対応できます。
浴衣は夏のリラックスウェア
浴衣の語源は「湯帷子(ゆかたびら)」といわれています。
つまり、お風呂上りに着る着物がルーツです。

温泉旅館に浴衣があるのは、そういうことなんだ!

元々お風呂上りにさっと着るリラックスウェアのようなもの。
なので格が低くカジュアルな場面向けなのです。
現代では、夏祭りや花火大会、温泉街などで気軽に着るおしゃれ着として定着しています。
浴衣の特徴
- 綿やポリエステル素材のものが多く、お手入れが楽。
- 襦袢を着る必要が無いので必要なものが少なく着付けが簡単。
- 帯は軽くて扱いやすい半幅帯・兵児帯が主流で、結ぶのが簡単で動きやすい。

簡単・楽ちんなので、初めての和装体験におススメ!

私も最初浴衣から入ったな~!
着物はお出かけ着~礼服まで
着物は一年を通して着ることが出来、季節や着る場面ごとに素材や柄ゆきを変えて楽しむことが出来ます。
式典などフォーマルな場ではもちろん、カジュアルに街歩きで着こなす人も多いです。

着物って式典とかお稽古で着るイメージが強かったけど、普通のお出かけで着てる人もたくさんいるんだよね!

カフェ行ったり散歩したり、そんな日常のおでかけで着物を着るのも楽しいですよ♪
着物の特徴
- 素材や種類が様々。(ものによっては丁寧なお手入れ必須)
- 帯結びによっては必要な小物が多い。
- 長襦袢と足袋を着用する。
- 着物の格の違いで、おしゃれ着から式典の礼服まで対応可能

全体的に、浴衣より“きちんと感”が出るのね!

着方次第だけれど、浴衣に比べるとハードルが上がるかも!
浴衣と着物を見分けるポイント3点

浴衣と着物はぱっとみて見分けられるものなの?

色々な着方があるから一概に絶対こう!とは言えないけれど、見分けるポイントはありますよ!


浴衣と着物を見分けるには、3つのポイントを押さえましょう!
①帯の違い

- 浴衣→主に半幅帯・兵児帯
- 着物→主に名古屋帯・袋帯・半幅帯

ただ、浴衣でも名古屋帯をしめていいし、着物でも半幅帯は一般的だから帯だけで判別はできません。

なら、どうしたらいいの~!

大丈夫!次の2つのポイントでハッキリさせられます!
②衿の違い

- 浴衣→襦袢を着ないため、衿は浴衣一枚のみ
- 着物→襦袢を着るので、衿が二重になっている。(半衿が見える)

半衿が見えたら着物と思っていいですよ!
③足元の違い

- 浴衣→素足に下駄
- 着物→足袋が必須。下駄の時も足袋を履く。

浴衣の時に足袋を履くこともあるけど、基本的に素足に下駄だったら浴衣とみてOK

衿と足元で判別できるんだね!
初心者にはどっちが向いてる?
この夏、初めて和装に挑戦してみたい!という初心者さんは、どっちから着てみたらいいでしょうか。
私的には、せっかくこの時期に挑戦するなら浴衣がおススメです!
先述の通り、浴衣は必要な小物も少なく、比較的着付けも容易で動きやすいです。
また、これからの時期のイベントは浴衣を着ている方がたくさんいますから、和装で浮くということもありません。

最初って、和装で目立たないかな、変じゃないかな・・・って気にしがちだものね!

慣れると大丈夫になってくるんですけどね
初めての人向けのセットも多く販売されていますし、着物に比べると安価なものが多いです。
浴衣・帯・下駄・腰ひもと着付け冊子がセット。後は肌着があれば着られますね。 |

浴衣特設コーナーもよく見るよね!
浴衣に必要な小物はこの記事にまとめています。
兎角ハードルが低く最初の一歩を踏み出しやすいので、夏の時期なら浴衣がおススメです!
まとめ
- 浴衣は夏に着るリラックスウェア
- もともとはお風呂上りに着るもの。
- 着物は種類によって年中、いろいろな場面で着られる
- 街歩きからフォーマルな場まで対応可能
- 2つの着姿の違いは襟元と足元で判別できる
- 半衿があったら着物
- 裸足に下駄だったら浴衣
- 浴衣に足袋を合わせたりと、例外もある
- 浴衣の方が比較的安価な必要なものが少なく、着付けもしやすいので初心者におススメ

見た目は似ていても、着こなし方や使う場面に結構違いがあるのね!

自分の目的に合った方を選んで、和装を楽しんでくださいね~!
おわり
以上、浴衣と着物の違いについて、ざっくりと解説しました。
和装の世界は独特な呼び名や考えも多く、初めて和装に挑戦する方は戸惑うことも多くあると思います。
しかし、一番大切なのは着物を着てみたい!浴衣を着てみたい!という思いだと思っています。
和装に挑戦するチャンスは意外とそこら中にあります。中でも夏の浴衣は一番ハードルが低く始めやすいと思います。
是非、興味ある方は今年こそ挑戦してみてくださいね!

当ブログは和装をしてみたいと思っている方を全力で応援しています!